Webサーバからユーザに定期送信したい

概要

Webサーバからユーザに通知やイベントをこっそりと送りたいことがあります.それらの機能はServer Sent Event, Comet, WebSocketによって実現することができます.
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この章を学ぶ前に必要な知識
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条件
  • WebサーバとWebブラウザが通信できる
効果
  • Webサーバからユーザに通知を送る
ポイント
  • 複数の手法があり、リアルタイム性が必要ならWebSocket、そうでないなら他
  • 他の技術として,Sever Sent Event, Comet等がある
  • WebSocketはHTTP通信でなく、他はHTTP通信がベース(なのでHTTP通信を前提としているネットワークに適している)

解 説

Webサーバからユーザに定期的にイベントの情報やリアルタイムな作業の変更データなどを送信したいことがあります. そのようなことを実現する方法として主に以下の3つの内容があります. ・Comet      HTTP通信をベースにしている.サーバからレスポンスがあったら、直ぐにまた要求を返す形で作られている. ・Server Sent Event      HTTP通信をベースにしている.Cometよりもリアルタイム性を持ち、無駄な通信が減っている.サーバからの通信のみ.一部のブラウザで非対応. ・WebSocket      HTTP通信をベースにしておらず、独自.常にサーバとコネクションを維持している.高いリアルタイム性を必要としないなら不要.双方に通信ができるのが特徴.現在出ている主なブラウザは全て対応.
Webサーバからユーザに定期送信したい
結局この3つの中ではどれを使うべきかとなると、 高いリアルタイム性と双方向通信が必要なければ⇒Server Sent Event 必要であれば⇒WebSocket WebSocketは実装が若干煩雑になってしまうこともあるため、特に強い要望がなければServer Sent Eventを用いればよいはず.
3つの手法のどれを使うべきか
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